フランス奮闘記録

商品×営業=新規市場開拓

あと1ヶ月でお仕事の引き継ぎが終わる。

 

約1年間、必死で日本のお客様の商品をフランス、欧州市場で販売できるように営業をしてきて、今種が蒔き終わって芽が出てきたかなという感じ。

 

これから水やって育てて刈り込みは後任にバトンタッチすることになります。本当はもっと続けたかったけどまた新しいことに挑戦したいという気持ちもあり、、正直複雑な心境ですが、後任もしっかりした方にお願いできることになったし、全くのゼロから結構頑張れたなという思いで引き継ぎができてよかった。

 

今後次女が1歳に近づいてきた37歳後半で、同じ形態で別の業務を在宅で引き受けるか、本格的に就活してオフィスワーカーになるか、など選択肢は考えつつも、今はまだどうすべきかまとまらない。

 

1年前には不安しかない状況で始めた仕事だったが、営業に対する度胸やコツみたいなものが掴めたので、確実に自分のレベルアップを感じるし、次の仕事はまた自信を持って取り組めそう。たとえ1年でも得たものはとても大きかった。

 

この仕事のチャンスを与えてくれた日本側には本当に感謝しかないし、うまく営業できるように必死で商品開発してくれたメーカーさんには頭が上がりません。

 

私は営業することが仕事だから売り込みのことばかり考えていたけど、基本的に売れるかどうかは、その商品に依るところがとも大きいというのは今回とてつもなく実感。

逆にいい商品を持っててもきちんと営業しないと売り込めないのは確かで、どっちかが欠けてもうまくいかない。

プラス外的要因として経済事情やトレンドなどが合わさって商品は売れていく。そして次のステージに入れば、つまり商品の口コミや評判が広がれば、売ろうとしなくても売れる。

 

とんでもなく当たり前のことを言っているし、1年前にこの文章見てもそうだよね。くらいにしか思わなかったと思うけど、今は自分の言葉でこの文章の想いを語ることができる。

 

新しい市場でネームバリューも会社の看板もなしでイチから新規開拓したのは初めてだし、この1年コロナによるロックダウンが2ヶ月近くあり、さらにヴァカンスありで実質動けた期間は決して長くなかったけれど、ある程度道筋が見えてきたのは商品のおかげだし、それに加えて売り込み方を徹底的に考えた私の行動が結果になったのではと自負しています。

 

36歳で新しいマーケットを開拓して、小さいながらもゼロイチにできた経験は多分前職ではなかなか得られない成功体験だし、結構深いところで自分の自信になりました。

逆にいえばもっと早くこういう行動起こしていてもよかったんだよなと思うけど、それは「たられば」の話なので、刺さる方に刺さってもらえればと思います。