フランス奮闘記録

34週 経膣分娩(VBAC)か帝王切開の選択

2回目お産をする病院で産婦人科の先生と面談。

フランスの場合、婦人科、エコー専門医院、血液検査と別れているので、

それぞれの場所で今まで検査してきた結果を、産婦人科医さんが総合的に診るための面談がこの34週の産院面談。

 

流石に産院でもエコーくらい見るでしょと思いきや、簡易エコーで心音の確認だけしてメジャーでお腹の大きさはかられただけ、、、内診もなし。お腹触って終わった。

 

あ、そんなもんなんだ。

 

というのも私自身は至って健康で、糖尿もない。順調で持病もない。この妊娠中出血もなかった。胎児も全く問題なく成長している(らしい)。

よって全てが順調。

 

この面談の本題は私が「経膣分娩」か「帝王切開」を選択する必要があるということ。まずとても順調なので、「どちらでもいい」というのが産婦人科医さんの見解。

万が一意見もらえれば嬉しいなと思って「どっちがいいかな?」と聞いてみたけど「私には選べない。でも今日決めて。」ということ。

 

でもこの選択の日はいきなり来たわけではなくて、妊娠期間中ズーっと考えていたこと。VBACの資料を読んだり、Youtubeをみたり。前日の晩は夫とも話し合った。

 

経膣分娩を選択する理由

1.経膣分娩に挑戦できる条件が備わっている。

前回の出産は予定帝王切開で横切り。「胎児」が大きくて帝王切開適応となった。(骨盤が小さいというわけではない。)子宮の手術歴は1回

2.産後の回復が早い

問題なければ3日で退院。上の子もいるし、頼れる親戚いないし、早く回復するに越したことはない。

3.第三子を考えた時のメリット

何回も帝王切開すれば、子宮に傷がつくのは当たり前なので、次の妊娠の前置胎盤、低置胎盤リスクがある。

 

帝王切開を選択する理由

1.子宮破裂のリスクが怖い

 条件は揃っているものの、35歳超えての出産で経膣分娩だと子宮破裂のリスクが1%上がるなど、病院からもらった資料を統合すると1.5%ほどは子宮破裂のリスクが残る。帝王切開にももちろんリスクがあるが、それでも日本の病院が帝王切開経験者の次の出産で経膣分娩を勧めないということは、リスクの大きさが違うのかもしれないという自分の中での判断。

2.陣痛促進剤が使えず、帝王切開になる可能性もある。

 VBAC挑戦は陣痛促進剤は使用できないため、自然陣痛でお産が進まなければ緊急帝王切開に切り替わる。

3. 予定が立てやすい

 陣痛から始まってバタバタするのではなくて、出産日が予定されているということがかなり重要ポイント。知り合いはいてもいざという時に気兼ねなく頼れる人がほぼいない。夫の仕事具合や子供の保育など、全て段取りつけて出産に挑める。

 

ということで、私は「予定帝王切開」を選びました。もともと帝王切開で産むしか選択肢はないと思っていた。フランスにいるおかげで、もしかしたら経膣分娩できるかもということになると、下から産んでみたいなという気持ちも芽生えてしまい迷いが出てしまった。帝王切開ってすごーく痛い。

 

でも私にはまだやりたいことが残っている。心身ともに安全安心に出産することを第一に考えたら、「子宮破裂するかも。」「帝王切開に切り替わるかも。」なんて不安に駆られて出産したくない。

 

私が「帝王切開」を選択肢したら先生は淡々とカルテに書き込んでくれました。フランス語もわかりやすいようにゆっくりはっきり話してくれて、明るい感じでとても好感のもてる先生。(彼女はアシスタントなので取り上げることにはならないと思うけど)

 

39週に手術予定となり、病院から該当日の連絡が来る予定。日本の予定帝王切開だと38週が主流!?

 

次の検診面談は38週になる予定。残りの1ヶ月で足りていない血液検査をして、夫は必要なワクチンを打って、入院の準備をして、お手伝いに来てくれる予定の妹のフランス滞在段取りつけて、、という具合に仕事も終わっていよいよ出産に向かって動き始めます。

 

日仏の帝王切開比較できるかも。(もう日本で経験した帝王切開のこと忘れかけてる、、!?)